緋銅 紅葉の賀毬香爐


某家所蔵 (参考価格 26,500,000円)
平成ニ年七月 着手
平成三年九月 完成
製作日数 約600日
製作技法 肉彫銀象嵌・龕燈・内南鐐菊火舎
・金蒔絵共台付
寸法 高 16.36cm 径12.12cm
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
光源氏は、藤壺への熱き思いをとげ、
藤壺は、不義の子を身ごもってしまいます。
その藤壺の目前で青海波を舞う紅葉の色は、
若い光源氏の血潮でしょうか。
その後、藤壺は光源氏の子とは誰にも知られず、
桐壷帝の子として出産します。
そして光源氏は“撫子”にいとしい子の意を掛けて
この歌を詠みます。
「よそへつつ 見るに心は なぐさまで
露けさまさる なでしこの花」
この毬香爐の
むらさき草に撫子は、藤壺とその子(後の冷泉帝)、
桐は、桐壷帝と光源氏の亡き母桐壷の更衣、
そして内香爐は、
菊を載き青海波を舞う光源氏です。
平成ニ年七月 着手
平成三年九月 完成
製作日数 約600日
製作技法 肉彫銀象嵌・龕燈・内南鐐菊火舎
・金蒔絵共台付
寸法 高 16.36cm 径12.12cm
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光源氏は、藤壺への熱き思いをとげ、
藤壺は、不義の子を身ごもってしまいます。
その藤壺の目前で青海波を舞う紅葉の色は、
若い光源氏の血潮でしょうか。
その後、藤壺は光源氏の子とは誰にも知られず、
桐壷帝の子として出産します。
そして光源氏は“撫子”にいとしい子の意を掛けて
この歌を詠みます。
「よそへつつ 見るに心は なぐさまで
露けさまさる なでしこの花」
この毬香爐の
むらさき草に撫子は、藤壺とその子(後の冷泉帝)、
桐は、桐壷帝と光源氏の亡き母桐壷の更衣、
そして内香爐は、
菊を載き青海波を舞う光源氏です。