鈴虫香盆飾

鈴虫

某家所蔵
昭和六十一年 着手
平成三年九月 完成
製作日数  約800日

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鈴虫之図香盆
製作技法 金蒔絵・南鐐覆輪
寸法 高 4.55cm 縦 30.6cm 横 40.0cm

鈴虫籠香爐
製作技法 南鐐籠・銀鈴虫・金蒔絵台付
寸法 高 12.42cm 径 9.70cm

白檀蓮華香合
製作技法 内阿弥陀如来坐像彫
寸法 高 3.03cm 径 6.06cm

南鐐香筋縦
製作技法 火道具一式
寸法 高 7.58cm 径 4.24cm


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「心もて 草のやどりを いとへども 声ぞふりせむ」

内親王でありながら、三十以上も年の離れた光源氏に
嫁がされた女三の宮。
そして柏木のあやまちから女三の宮は、
不義の子を産みます。
そのことは光源氏への恐れになり、
女三の宮は出家します。
しかし、それは阿弥陀仏のもとへ
六条の院という光源氏の虫篭からの解脱ではなかったのでしょうか。

そして出家をしてからの女三の宮へ、
この歌を送り鈴虫に女三の宮をよそえ、
なお思い切れぬ気持ちを光源氏は訴えるのです。

この香盆飾の香合は、女三の宮の御持仏白檀の阿弥陀仏、
香盆は極楽浄土、虫篭は光源氏を表しています。
そして女三の宮の鈴虫を添えました。 

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